踏んでいる様な大きな音が出る現象で、気に
なる方には好きだった靴が嫌いになるくらい
の悩みの種です。
その対応を求められる私達にとっても長年の
課題であり、悩みでもあります。その要因は
様々ですが、検証の結果、ライニングと中底
にそこそこ厚さがあり、タンニン鞣し革を使
っている場合が多かったです。
コシが強く、汗に対して殺菌効果が大きい革
を私達は利用しますが、ライニングの前部が
布やナイロンクッション、合皮の他社の靴の
場合にはなることはありませんでした。
やはり、吊り込んだライニングと中底のサイ
ド、底裏のコーナーあたりの擦れの音だと思
います。(羽根裏とベロの擦れで音も鳴りまし
た。)
解決方法は、ライニングを全て滑りの良いス
ムース革にする事だと考えましたが、まだ
100%とは言い切れません。そして履いてい
る靴を鳴らない様にするのではなく、鳴らな
い靴の仕様で作る事になります。
高野は足当たりの良さでライニングにヌバッ
クを使用していた靴も作っていますが、それ
も良いと思います。
しかし、ストッキングやナイロンソックス以
外だと足が入らないので気をつける必要があ
ります。
私は家でうっかり靴下を履いた状態で溢れた
サラダ油を踏んでしまい、その後靴を履くと
「ギュギュ」と音がなった経験があります。
足や靴下などの外からの要因もあるのです。
以前作った安藤製靴のKOKONブランドのチ
ロリアンをご常連のK様が持ち込まれ「音が
するので」と対応を求められました。
ミッドソールはラバーで6mmあり、靴の屈
曲がほとんど無く、「革同士が擦れて音が鳴
る状態ではない」と検証して、曲がらない靴
の中で足が前滑りを起こしていて、足と中底
との擦れで「ギュ」と鳴ると、オールソール
したチロリアンを見て判断しました。
これから2mmのクッションインソールを中
底に付けてK様に試して頂こうと思います。
探求は続きます。履かれるお客様の為に。

が出来上がりました。常世田哲担当です。

仕様です。

げは完璧です。さすが靴職人です!

夫婦から依頼されお父様と一緒に決めた靴、
Bruxelles、ショルダー・キャメルが出来上が
りました。
常世田哲の担当です。

仕立てです。

すが、ストームのコバの仕事が凄く良いです。

して頂くのが待ち遠しいです。

ンハイマー・ボックスカーフが出来上がりま
した。

しく仕上がりました。
パーフォレーション、メダリオンは全て手打
ちでハンドメイド並の仕様です。

された901、ショルダー・チョコが出来上
がりました。愛の靴です!

靴、416が出来上がりました。

仕様です。コバは濃茶仕上げで渋美しい靴に
なりました。O様もお待たせいたしました。